選曲コーナー(参考情報欄)



「世界的な鈴木ヴァイオリンの父子」


***********  <ヴァイオリン教育指導者> 鈴木鎮一(すずきしんいち)  ******** 

 1898・明治31年  愛知県名古屋市出身
 1916・大正 5年  名古屋商業卆
 1921・大正10年  ドイツ留学 ベルリンでカール・クリングラーに師事
 1929・昭和 4年  帰国し、東京の私立帝国高等音楽院教授
             兄弟三人と鈴木カルテット結成
 1935・昭和10年  幼児からのヴァイオリン才能教育運動を始める
             独特な教育法「スズキメソッド」は、世界26国に普及
             日本の生徒3万人、海外の生徒30万人を越える
 1945〜戦後〜    長野県松本市に移住 (松本市名誉市民)

 世界的な門下生のヴァイオリニスト 江藤俊哉 豊田耕児 有松洋子 
                  小林武史 小林健次 志田とみ子

 受賞歴 第3回中日文化賞(昭和25年)
     勲三等瑞宝章(昭和48年)
     第6回モービル文化賞(昭和51年)
     名誉音楽博士号 ルイビル大學、ロチェスター大學、ニューイングランド大學

 役職歴 社団法人 才能教育研究会会長
     鶴見大学名誉教授  
     幼児開発協会理事 

 著 書 「0歳からの才能教育」「愛に生きる」「幼児の能力開発」「歩いてきた道」など 
                 
           (出典:大高利夫「音楽人名事典」日外アソシエーツ・1991年1月)
 

 この優れたヴァイオリン教育指導者を育てた父親は、これ又ヴァイオリン製造世界で大変な貢献を
した鈴木政吉さんです。

***********  <楽器製造家> 鈴木政吉 (すずきまさきち) ***********

鈴木政吉 安政6年 尾張国生れ、少年時代から音楽に親しむ
明治7年頃から三味線作りに従事
愛知師範学校で初めてヴァイオリンを見て製作を始める
明治22年上京して東京音楽学校外人教師に試作品を見せる
ヴァイオリンの販売を始める
明治33年ヴァイオリン製造特殊機械を発明、機械化に成功
第一次世界大戦でドイツ製品が途絶える
大正4,5年頃欧米から注文殺到、
「鈴木ヴァイオリン」名を世界的なものにする
その後、チェロ、ビオラ、ギターなどの製造も始める
昭和5年鈴木ヴァイオリン製造株式会社設立
昭和16年まで社長を務める
昭和19年1月没
日本のヴァイオリンの生き字引的な存在であり、
「日本のヴァイオリンの父」と言うべきかも知れません。
(写真資料:「楽器の事典ヴァイオリン」(株)東京音楽社・平成4年)

      
  鈴木政吉さんの息子さんは、鎮一氏だけでなく、父の後の家業を継ぎますます「鈴木ヴァイオリン」
の名を世界に知らしめた、父のよき助手であり、後継者であった「鈴木梅雄」氏や独立して東京蒲田
あるいは木曽福島でヴァイオリンつくりを受け継いでいった「鈴木喜久雄」氏などすぐれた「鈴木
一家」を構成していました。

 世界に誇れる「鈴木一家」と言うことが出来ましょう。

平成15年2月8日  ***編集責任・錦生如雪***


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