選曲コーナー(参考情報欄)
「ドイツリート」とその歌手達
音楽関係月刊誌(「レコード芸術」)に特集されていた「リート&歌曲の現在」より興味のある
点を下記に抜粋します。
リートは狭義に「ドイツの芸術歌曲」をさし、シューベルトを始めとして、メンデルスゾーン、
シューマン、ブラームス、ヴォルフ、マーラー、シュトラウス、ヴェーベルンと伝承されてきた
音楽の分野です。
ドイツリートの世界にあっては、「フィッシャー=ディスカウ」が重要な歌手の位置を占めていて、
彼によってこの歌の歌手世界は、確立したと見られています。
彼を中心に彼以前のリートの世界及びその後の世界を欧州を中心に次のように紹介されています。
(その1)フィッシャー=ディスカウに至るまでの時代
ドイツ 「ゲルハルト」ー「ヒュッシュ」ー「ホッター」ー「フィッシャ=ディスカウ」
その他 ロッテ・レーマン、シュルスヌス、バルガ、シュバルツコップ、
ゼーフリート、シュトライヒ、シュターダー、グリュンマー
ヴィンタリッヒ、「シュライヤー」、
ファスベンダー、プライ、
スイス マティス、ヘフリガー
ポーランド ゲッタ
ブルガリア クリストフ
北欧 フラグスタート、ハーゲゴール、ゼーダーシュトレーム
イタリア スコット、ブルゾン
オランダ クリュウイセン、アメリング
フランス バトリ、クロワザ、ヴァラン、グレイ、パンゼラ、モラーヌ、
エルビヨン、スゼー
スペイン ロス・アンヘラス、ベルガンサ
イギリス テイト、フェリアー、ベイカー、「ピアーズ」
(その2)フィッシャー=ディスカウ以降の時代
ドイツ 白井光子、オッター、シュトゥッツマン、シュミット、ブロホヴィッツ
クヴァストホフ、ゲルネ、ゲンツ、ヘンシェル、トレーケル、フェルミリオン、
バンゼ、シェーファー、カウフマン、プレガルディエン
ロシア ボロディナ
チェコ ポップ、グルベローヴァ、リポブシェク、ヴァラディ、コジェナー
イタリア バルトリ
イギリス ロット、マリー、ヒル、アレン、「ボストリッヂ」、キーンリーサイド
ドイツリートの世界に分け入っている日本人の白井光子の略歴を下記に付しておきます。
リートの本場での今後益々の活躍を期待したいところです。
**************** 白井光子略歴 *******************
昭和22年(1947)長野県出身
昭和46年(1971)武蔵野音楽大学専攻科修了、シュツットガルト大学卒。
昭和48年(1973)国際フーゴーヴォルフコンクール第1位
昭和49年(1974)国際ロベルトシューマンコンクール第1位
昭和51年(1976)セルトヘンボス国際声楽コンクール第1位
第25回ミュンヘン国際コンクール声楽第2位
平成 2年(1990)第28回レコードアカデミー賞
平成 8年(1996)出光音楽賞大賞
平成 9年(1997)ABC国際音楽賞
ドイツ留学時にピアノ伴奏者ヘルに出会い、共にドイツリートを研究。その後、リート第一人者
として世界各地でリサイタルを開催し、シューベルト、シューマンは、高い評価を得ている。
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平成15年3月8日 ***編集責任・錦生如雪***
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