ヴァイオリンとヴァイオリン音楽



第三楽章 ヴァイオリニスト


(Mr。ビーハイブ楽師の話題メモ帳)

(その21)「日本のヴァイオリニスト」

バイオグラフィー(7)


51:稲垣悠子

 (1946/1/3(昭和21年)〜) 愛知県生まれ。
 桐朋女子高校16才の時に学生音楽コンクール高校生の部一位となる。斎藤秀雄に師事。
 その後パリ音楽院に留学ガブリエル・ブイヨンに師事。昭和41年卒業。
 昭和44年第38回日本音楽コンクール第1位大賞に輝く。
 後にミュンヘン音楽大学教授に就任。CDもリリースしている。


52:塩川悠子

 (1946/6/1(昭和21年)〜)東京生れ。
 幼少よりヴァイオリン(以下、Vn)を始め、11才でペルーに渡り、リマ交響楽団と協演してデビュ−。15才でドイツ政府 給費生となり、昭和38年にミュンヘン音楽大学に入学して、ウイルヘルム・シュトロスに師事。 昭和40年デトモルト・アカデミーコンクールで第一位を獲得。同年メンデルスゾーン・コンクールで 金賞に輝いたが、この時の演奏が素晴らしく、時価一億円と言われたストラディヴァリウス 「エンペラー」を日本人として初めて貸与された。昭和43年からはシャンドール・ヴェーグ、 ウイルヘルム・シュトロスに師事。昭和49年には日本でデビュー、昭和53年には芸術選奨新人賞を 得ている。


53:徳永二男

 (1946/11/20(昭和21年)〜) 横須賀市生まれ。
 Vn奏者の父(徳永茂)及び鷲見三郎に師事。桐朋学園にに入学、斎藤秀雄に師事。昭和40年卒、 同年日本音楽コンクールで第三位入賞。昭和41年当時最年少コンサートマスターとして東京交響楽団に 入団。昭和43年文化庁在外派遣研究生としてベルリンへ留学。ミッシェル・シュヴァルベに師事。
 昭和46年チャイコフスキー国際コンクールでディプロマ賞受賞。昭和51年NHK交響楽団のコンサート マスターに就任。その後首席コンサートマスターを経て、ソロコンサートマスターに就任。

 NHKの顔として知名度と人気を誇る。平成5年にNHKを退団、ソロ活動、室内楽活動に専念している。
 昭和62年には有馬賞を受賞している。その後ケルンでの現代音楽祭参加、ベルリンの日独センターの こけら落とし公演でのサヴァリッシュとの室内楽コンサートやカネギーホールでの室内楽コンサートは 絶賛を博した。
現在国立音楽大学教授。桐朋学園大学客員教授。


54:藤川真弓

 (1946/7/27(昭和21年)〜)北海道生まれ。
 宗倫安、小林健次に師事。桐朋学園高校を昭和41年に卒業、同年第35回日本音楽コンクールで 第2位に入賞。その後ピアニストの宮澤明子に伴われてベルギーのフラマン国立音楽院に入学、 昭和43年に卒業するが、その間フランツ・ビジーに師事。昭和45年ベルギー国際ヴユータンコン クールで一位を獲得。またチャイコフスキー国際コンクールには日本人としては初めて2位に 入賞した。

 卒業後ロンドン、アメリカ、ヨーロッパと国際的な演奏活動を行い、フィラデルフィア交響楽団 /ロンドン交響楽団/フィルハーモニア管弦楽団/スエーデン放送交響楽団/等の世界の主要交響楽団と 協演する傍ら室内楽活動も活発に行っている。
 2年に一度帰国してNHK交響楽団/京都市交響楽団/読売日本交響楽団等日本のオーケストラとも 協演している。また第7回チャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めている。


55:池田菊衛

 (1947/8/31(昭和22年)〜)神奈川県生まれ。
   桐朋学園大学でVnを鷲見三郎に、室内楽を斎藤秀雄に師事。在学中昭和43年に第37回日本音楽 コンクールに出場して、第二位に入賞する。昭和45年に卒業。同年にミュンヘン国際音楽コンクール SQ部門で第一位を獲得。翌昭和46年にジュリアード音楽院に特待生として入学、ドロシー・ディレイに 師事。昭和44年には、磯村和英、原田禎夫、原田幸一郎が結成した東京カルテットに昭和49年から 参加、第2Vn奏者としてアメリカを中心に、世界各国で演奏会を催して絶賛を浴びる。
 エール大学教授、シンシナティ大学の客員教授を務めるなど、後進の指導に当たっている。


56:工藤千博

 (1947/8/6(昭和22年)〜)長野県生まれ。
   桐朋学園高校入学。鈴木共子に師事。昭和45年文化放送音楽賞受賞。昭和46年桐朋学園大学中退。 昭和46〜50年インディアナ大学でヨゼフ・ギンゴールド、フランコ・グルリに師事。昭和48年 ローザンヌ・エンロー賞受賞。 昭和49年からインターナショナル・SQに在籍 。昭和50年 インディアナ 大学卒業、昭和51年エヴィアン国際室内楽コンクール第1位特賞を獲得。
   昭和52年インターナショナル・クワルテットコンクールに第一位獲得。同年ミュンヘン国際音楽 コンクール室内楽部門第3位。昭和51〜55年インディアナ大学サウスベンド音楽部助教授、昭和55年 ブラウン大学レジデンス・アーティスト。後に京都市交響楽団のコンサートマスターに就任。


57:佐藤英里子

 (1947/11/24(昭和22年)〜)千葉県生まれ。
 江藤俊哉に師事。昭和45年に桐朋学園大学を卒業。その間昭和41年第35回日本音楽コンクールで 第一位並びにレウカディア賞を獲得。昭和43年度第7回安宅賞を受賞。昭和44年ロン・ティボー 国際コンクールで特別賞を受賞。昭和46年スイス・シオン国際コンクールでも一位を獲得。
 同年ジュリアード音楽院でVnをガラミアン、ディレイに師事、室内楽をロバート・マンに師事して いる。昭和55〜59年の間ピアノトリオ、アスペン・ソリスツのメンバーとして、アメリカ、カナダを 中心に活躍。現在オルフェウス室内管弦楽団のメンバーとして活躍している。


58:田島まり子

 (1947/4/21(昭和22年)〜)宮城県生まれ。
 長谷川孝一にVnを師事。昭和39年フランス政府給費生としてパリ国立音楽院に入学してガブリエル・ ブイヨンにVnを師事。昭和41年パリ音楽院を卒業。同年カール・フレッシュ国際Vnコンクールに2位、 UFAM国際コンクールで第一位を獲得、ジョルジュ・エネスコ国際コンクールで特別賞等を立て続けに 獲得するという快挙を成し遂げている。昭和46〜50年に再度渡仏して研鑽を積むが、現在京都市立 芸術大学の非常勤講師を務め、後進の指導に当たっている。


59:藤原浜雄

 (1947/7/12(昭和22年)〜)神奈川県生まれ。
 Vnを鷲見三郎に師事。昭和37年15才の時に学生音楽コンクール中学生の部で一位に入賞、 桐朋学園に入学するが、昭和43年に桐朋学園大学を中退。 昭和42年在学中に第36回日本音楽 コンクールで、一位入賞レウカディア賞を獲得。同昭和42年には、海外派遣コンクールで特別表彰。 昭和43年には、パガニーニ国際Vnコンクールで第2位に入賞。桐朋学園を中退後は渡欧して イタリアのキジアーナ音楽院、ウイーンアカデミーを経て、アメリカに渡り、ジュリアード音楽院に 入学して、Vnをヨーゼフ・フォックスに師事。
 昭和47年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位に入賞。同年アメリカでデビュー、 また昭和47年には、ナタン・ミルスタインの代役として、ロチェスター・フィルハーモニーと 協演して大成功をおさめた。

 その後各地でソロ活動を行うと共にジュリアード音楽院、助教授、後に教授として後進の指導に 当たる。昭和60年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールに審査員として招聘される。平成元年 ミシガン大学の教授。平成4年より活動拠点を日本に移し、読売日響の首席ソロコンサートマスター として活躍すると共に、室内楽でも活躍。東京芸術大学講師、東京音楽大学客員教授。平成11年より 桐朋学園大学・大学院教授を務める。
門下に神谷未穂/金関環/田村安祐美らがいる。


60:小栗まち絵

 (1948/4/12(昭和23年)〜)大阪生まれ。
 6才から桐朋音楽教室に学び東儀祐二、江藤俊哉に師事。昭和46年桐朋学園大学を卒業。在学中の 昭和43年に第37回日本音楽コンクール第一位レウカディア賞を受ける。昭和45年第10回海外派遣 コンクールで安宅賞を受賞。昭和47年ヴィエニアウスキー国際Vnコンクールで第10位特別賞を受ける。 昭和48年にインディアナ大学に留学、ヨゼフ・ギンゴールド、フランコ・グルリに師事。 アーティスト・ディプロマを取得する。昭和49年イン ターナショナルSQを結成して昭和51年 エヴィアン国際室内楽コンクールで第一位大賞を受賞。昭和52年にはミュンヘン国際コンクール SQ部門で3位に入賞。同年ニューヨークでデビュー。

   その後欧米を中心に演奏活動を続けると共に、インディアナ大学サウスベンド助教授を経て ブラウン大学アーティスト・イン・レジデンスを務め、昭和61年に帰国。日本の有名オーケストラと 協演 、貴志康一の「竹取物語」をCDリリースしている。現在相愛大学教授として後進の指導に 当たるほか、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーあるいは、いずみシンフォニエッタ大阪の コンサートミストレスとして活躍するなど、幅広く活動している。

  彼女の育てた人材は割合多く次の様な人物である。
 奥田章子、奥田もも子、大谷玲子、幸田聡子、梁美沙、木嶋真優、神尾真由子  多田素子、清水英理子、長原幸太、クァルテット・エクセルシオ、中山 裕一、  中島慎子、岩城風佑、島田玲奈

平成15年4月20日  ***編集責任・錦生如雪***


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