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ヴァイオリンとヴァイオリン音楽



第三楽章 ヴィオリニスト


(Mr。ビーハイブ楽師の話題メモ帳)

(その28)「日本のヴァイオリニスト」

バイオグラフィー(14)

 

121:田野倉雅秋

 (1977年(昭和52年推定)〜)(推定出身地東京)
 4才からヴァイオリン(以下、Vn)を始める。平成3年第45回学生音楽コンクール東京大会中学生の部で第1位。第5回ながの アスペン音楽祭に参加しアメリカ、コロラド州アスペン音楽祭参加のスカラシップを得る。平成4年 東京芸術大学付属音楽高校に入学。そしてアスペン音楽祭に参加。第5回京都スランス音楽アカデミー に参加して、レジス・パスキエの指導を受ける。平成6年東京芸術大学に入学。同年第4回ABC フレッシュコンサートで外山雄三指揮大阪フィルとヴユータンのVn協奏曲第5番を協演。 また東京文化会館新進演奏家デビューリサイタルに出演。更に横浜イギリス館にてリサイタルを 開催するなど、在学中から活発に演奏活動を行っている。

 平成7年第64回日本音楽コンクールで2位に入賞。平成8年パリにてリサイタルを開催。日本では 平成9年、高輪コミュニティぷらざでリサイタルを開催する。同年スカラーシップを得てジュリアード 音楽院に留学、ドロシー・ディレイ/チョー・リヤン・リンに師事。アスペン音楽祭にフェローシップを 得て参加。平成10年アスペン・コンチェルト・コンクールに優勝、ランシュイ指揮、アスペン・ コンサートオーケストラとバルトークのVn協奏曲第2番を演奏。第4回ストラディヴァリウス コンクールで第2位に入賞。平成12年度文化庁派遣芸術家在外研修員となる。

 同年第6回カール・ニールセン国際Vnコンクール(デンマーク)で優勝。受賞記念リサイタルを 開催し、好評を博す。平成13年ジュリアード音楽院内で卒業リサイタルを開く。平成14年に デンマーク、オーデンセ市でヤン・ワーグナー指揮オーデンセ交響楽団とコルンゴルドのVn協奏曲を デンマークで演奏して好評を博した。同年ジュリアード音楽院より学士号を取得。今後活躍が 期待される若手Vn奏者である。
 今までに、小国英樹/原田幸一郎/清水高師/川崎雅夫/ドロシー・ディレイ/チョー・リャン・ リンに師事。現在ニューヨーク在住。


122:岩谷祐之

 (1977(昭和52年)〜)(推定出身地奈良県天理)
 4才より天理教音楽研究会弦楽教室にて東儀祐二/五十嵐由紀子に師事。平成4年全日本学生音楽 コンクール、西日本大会、中学の部で2位。同年ロサンジェルスで行われた母「岩谷悠子」の リサイタルに賛助出演をした。平成5年関西フィルハーモニー交響楽団とサンサーンスのVn協奏曲を 協演。東京音楽大学付属高校に入学。久保陽子に師事。同年天理市文化センターでリサイタルを開く。 平成5〜9年の間倉敷音楽祭にオーケストラメンバーとして参加。平成8年東京音楽大学付属高校を卒業、 同年天理市文化センターでリサイタルを開催。

 平成9年アメリカ・コロラド州アスペン音楽祭にて川崎雅夫に学ぶ。同年シンシナティ音楽院で ピョートル・ミレフスキーに師事。平成10年に再度アスペン音楽祭に参加。同年第67回日本音楽 コンクールVn部門で第3位に入賞。翌平成11年には再度第68回日本音楽コンクールに挑戦して、 第1位の栄誉に輝く。今後楽しみな若手Vn奏者である。


123:清水英理子

 ( 1978(昭和53年)〜)(推定出身地大阪)
 平成元年第43回全日本学生コンクール小学校の部全国第1位となる。相愛ジュニアオーケストラ 海外演奏旅行にて、旧レニングラード、ワルシャワでソリストを務める。平成3年第5回ヴィエニア ウスキー国際コンクール17才以下の部で第5位に入賞。同年アゼリア新人賞を受賞し、大阪セン チュリー交響楽団と協演。宮崎国際室内音楽祭でリサイタルを開く。また京都リレー音楽祭に 招かれ出演。平成9年第66回日本音楽コンクールで第1位入賞、併せてレウカディア賞、鷲見賞、 増沢賞を受賞する。

 平成10年いしかわミュージック・アカデミーにてIMA賞を受賞、奨学金を授与される。
 平成11年宮崎国際音楽祭に参加。これまでに桐朋学園オーケストラ/東京シティフィルハーモニー 管弦楽団/東京交響楽団/と協演。
 工藤千尋/小栗まち絵/江藤俊哉/に師事。また室内楽を原田幸一郎に師事。若手の期待される Vn奏者である。


124:日下紗矢子

(1979(昭和54年)〜)兵庫県生まれ。
 平成7年第5回イフラ・ニーマン国際Vnコンクール第1位を獲得。同年パブロ・デ・サラサーテ 国際Vnコンクール第4位。同年京都芸術祭奨励賞を受賞。平成9年第7回ABCオーディション合格。 フレッシュコンサートに選ばれて外山雄三指揮大阪センチュリー交響楽団と協演。同年芸大内にて 福島賞を受賞。平成10年青山記念音楽賞を受賞。同年ミケランジェロ・アバド国際Vnコンクールで 最高位(一位なしの2位)平成11年大阪芸術祭奨励賞受賞。同年パガニーニ国際Vnコンクールで 第2位を獲得、併せてカプリース最優秀演奏賞受賞。

平成11年第69回 日本音楽コンクールで第1位。併せて増沢賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を 受賞。また同年ジャン・シベリウス国際Vnコンクールで第3位とメジャーなコンクールで全て上位に 入賞する。新日本フィルハーモニー交響楽団/日本フィルハーモニー交響楽団/仙台フィルハー モニー管弦楽団と協演している。
 東京芸術大学音楽学部付属高等学校を経て東京芸術大学を平成13年に首席で卒業 。これまでに 田淵陽子/浦川宜也/清水高師に師事。


125:奥村愛

 (1980(昭和55年推定)〜)アムステルダム生まれ。
 父は元アムステルダム・コンセルトヘボーのVn奏者、母はピアノ、弟はピアノとVcを弾くという 音楽一家に生まれた。そして4才の時からVnを始める。7才までアムステルダム在住。平成6年第48回 学生音楽コンクール全国大会で第1位に入賞、平成8年にサントリー10周年記念事業「ヨーヨー・ マ1996年かけはし」に出演。平成9年多摩フレッシュ音楽コンクール'97にて第2位に入賞。 同平成8年第1回スーパー・クラシック・オーディション・Vn部門で第1位に入選する。全部門決勝 大会でも準グランプリを受賞。

 平成11年第68回日本音楽コンクールVn部門で第2位に入賞。これまでに辰巳明子に師事。桐朋学園 大学ディプッロマコースに学ぶ。フランス、クールシュベール音楽祭にてラジオ・フランス主催の コンサートに出演。またポーランド国立クラクフ室内管弦楽団と協演。日本では主要オーケストラと 共演するほかイルジ・ピエロフラーヴェク指揮プラハフィルハーモニー管弦楽団と協演するなど、 ソロ活動でも活躍している。平成13年には東京凸版ホールでデビュー・リサイタルを行い大好評を 博した。同年CDデビューで「愛のあいさつ」をリリース。


126:川久保賜紀

 (1980(昭和55年推定)〜)ロサンジェルス生まれ。
   歯科技工士の両親の許にロサンジェルスで生まれた。5才の時にVnを始め、ロバート・リプセットに 師事。その後ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイと川崎雅夫に師事。めきめきと腕を上げ、 10代になるとプロの交響楽団との協演が相次いだ。
 14才のある時期、親の車の中でヴェンゲーロフの演奏を聞き、こんないい音で演奏したいと思い、 その夜の演奏会に出掛けて、そのヴェンゲーロフが名伯楽と言われるザハール・ブロンの弟子である 事を知り、早速ドイツのリューベックに住むブロン宅へ電話を掛けて、その旨を伝えたところ、 どうぞいらっしゃいと言うことで、早速ブロンの門を叩いたと言う。(ドイツ・ケルン大学で ザハール・ブロンに師事)

平成9年エヴリー・フィッシャー賞を受賞。平成10年のシーズンにブロッサム音楽祭でクリーブランド 管弦楽団と協演の他、これまでにクリストフ・エッシェンバッハ、/ケント・ナガノ指揮の ヒューストン交響楽団/ジョン・ウイリアムス指揮サンフランシスコ交響楽団/ネーメ・ヤルビー指揮 デトロイト交響楽団/シンシナティ交響楽団/サン・ディエゴ交響楽団/ボルティモア交響楽団/ サロネン指揮ロサンジェルス・フィルハーモニーなど数々のオーケストラと協演をしている他、 北米の数々の主要オーケストラとも協演するなど若いうちから非常に活発に活躍をしている。

 ジェラルド・シュヴァルツ指揮フェスティヴァルオーケストラトラと日本ツァーも行っている。 平成 9年には東京国際フォーラムのこけら落としで来日したチョン・ミュン・フン指揮の アジア・フィルハーモニーとチャイコフスキーのVn協奏曲を協演して絶賛を博した。またラヴィーナ 音楽祭では芸術監督でもあるエッシェンバッハとリサイタルも行っている。
 テレビ出演も多く、平成6年にはジョン・ウイリアムス指揮ボストンポップスと共演した 「サンサーンスの序奏とロンドカプリチョーソ」は全米に放映されている。
 この様に彼女は若い頃から獅子奮迅の活躍をしている。

 平成13年には第6回サラサーテ国際Vnコンクールで見事に優勝している。平成14年には第12回 チャイコフスキー国際コンクールで最高位(1位無しの2位)に輝いており、併せてロシア作曲家 協会による「現代音楽の優れた演奏に対する特別賞」も受賞。将来最も期待される若手Vn奏者の 一人である。
楽器;南カリフォルニアのマンデル・コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 「カテドラル」を使用。


127:樫本大進

(1979/3/27(昭和54年)〜)ロンドン生まれ。
 3才よりVnを始め、恵藤久美子に師事する。7才でジュリアード音楽院プレカレッジに入学、 田中直子に師事。平成2年ザハール・ブロンに招かれ、(財)ローム・ミュージック・ファン デーション、(財)安田生命クオリティオブライフ文化財団の助成を受けて、ドイツのギムナジウムに 通いながら特待生としてリューベック音楽院に入学。ザハールブロンの薫陶を受ける。

平成2年フィラデルフィア第4回バッハ・ジュニア音楽コンクール第1位。平成3年ヴィエニア ウスキー国際Vnコンクール・ジュニア部門第3位。同時に文化大臣賞、ヴィエニアウスキー 最優秀演奏賞も受賞。平成5年メニューイン国際コンクール・ジュニア部門第1位。平成6年 第3回ケルン国際Vnコンクール優勝。また、ドイツにおいてシュタイゲンベルガー賞及び ダヴィドフ賞受賞。

   平成8年フリッツ・クライスラー国際音楽コンクール優勝。同平成8年ロン=ティボー国際 コンクール最年少優勝。平成9年ギムナジウム高校課程修了。日本では平成7年アリオン音楽賞、 平成9年出光音楽賞及びモービル音楽賞を受賞。 既にヨーロッパ各地でリサイタル並びに モスクワ・ソロイスツ/ロシア国立交響楽団/サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー/ バンベルグ・シンフォニー/フランス国立交響楽団等と協演をしている。

平成8年には紀尾井ホールでのリサイタルで日本デビュー。同年4月には大阪フィルの第297回 定期演奏会でオーケストラデビュー。平成9年にはスヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団と協演。 7月には「東京の夏」新人紹介コンサートでリサイタル。12月にはザハール・ブロンの世界 (バースデイ・コンサート)に出演、東京交響楽団と協演している。
 現在はフライブルグ音楽院に在学、元ベルリンフィルのコンサート・マスターであったライナー・ クスマウルに師事している。また平成14年に放映されたNHKの大河ドラマ「利家とまつ」で Vnを担当広く注目を集めた。

楽器;平成8年12月、フォーバル・ファンデーションよりアントニオ・ストラディヴァリウス 「レインビル」を2年間貸与されるが、現在は日本音楽財団から貸与されている1722年製 ストラディヴァリウス「ジュピター」を使用している。21世紀で最も期待されるVn奏者の一人である。


128:長原幸太

  (1981(昭和56年)〜)呉市生まれ。
 5才よりVnを始める。平成4年、第46回全日本学生音楽コンクール全国大会、小学生の部で第1位。 翌平成5年、第47回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部で第1位を獲得。平成6年第6回 ヴィエニアウスキー国際Vnコンクール17才以下の部で第3位に入賞、平成7年第3回五嶋みどり レクチャーコンサートにおいて奨励賞を受賞し、ニューヨークに招待されて五嶋みどりのレッスンを 受ける。
平成8年〜10年(第1回〜3回)サイトウ・キネン若い音楽家の為の勉強会に参加、第2回目には コンサート・マスターを務める「指揮者;小澤征爾」また平成10年には京都の駒井邸サロンコンサート 「阿川佐和子の”駒井邸で会いたい」に出演。同年、第67回日本音楽コンクール、Vnの部で第1位を 獲得。
 今までに村上直子/小栗まち絵/工藤千博/澤和樹に師事、現在東京芸術大学音楽学部在学。将来が 嘱望される、若い芽のVn奏者である。


129:庄司紗矢香

 1982(昭和57年)〜)東京都国分寺市生まれ。
 平成6年:全日本学生コンクール全国大会小学生の部で1位。
  平成7年:国際モーツアルトコンクール・ジュニアの部優勝。
 平成9年:メルキュール・コンクール優勝。
 平成9年:ヴィエニアウスキー国際Vnコンクール、ジュニアの部優勝。
 平成11年:ヴィオッティ・ヴァルセシア国際コンクール、優勝。
 平成11年:パガニーニ国際Vnコンクール史上最年少で優勝。

 以上に様に彼女は幼少より数多くのコンクールに優勝をしている。5才からVnを始める。国分寺市立 第一中学校を卒業するが、幼少より才能を現し、小学校5年の時(平成5年)にはもう草津 国際音楽祭に出演している。 そして平成7年にはルツェルン国際音楽祭にバウムガルトナー指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団のソリストとして出演している。この公演の成功により、同オーケストラの オーストリア/ドイツのツァーのソリストに抜擢される。

 権威あるウイーン楽友協会主催による、ウイーン・ムジークフェライン・ザールでの公演は大絶賛 された。この前後で前述の主要コンクール、特にパガニーニVnコンクールには史上最年少でしかも 日本人として初優勝であり一気に世界の注目を浴びる事となったが、その他にも次に示すような目覚 ましい活躍をしている。
 エビアン音楽祭/ヴェルビエ音楽祭/ガルダ湖音楽祭/に出演。協演したオーケストラは、 ボローニャ歌劇場管弦楽団/サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー/イタリア国立放送交響楽団/ イスラエル・フィルハーモニー/ドレスデン・フイルハーモニー等々である。平成13年にはズビン・ メータ指揮バイエルン国立管弦楽団/ルチアーノ・ベリオ指揮トスカーナ交響楽団/アシュケナージ 指揮フィルハーモニア管弦楽団/レック指揮フィレンツェ歌劇場管弦楽団/バシュメット指揮 モスクワ・ソロイスツ/テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー/ スピヴァコフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団等と協演している。

 ヴェルビエ音楽祭においてはサヴァリッシュ指揮による演奏会やレーピン/イッサーリス/ プレトニョフらとの室内楽演奏会にも出演した。またテミルカーノフ指揮ボルティモア交響楽団との イギリス公演のソリストに抜擢されて、ロンドンデビューを果たした。さらに、ボラストリ指揮 ミラノ・ヴェルディ交響楽団/カクヒージ指揮ローマ・セントチェチーリア国立アカデミー管弦楽団 /ヤンソンス指揮ベルリンフィルハーモニーとの協演を果たしている。
 これ以外にも多くの管弦楽団との協演や音楽祭に参加や今後の予定があり、文字通り八面六臂の 働きをしているが、未だうら若き女性である。21世紀の活躍を最も期待されるVn奏者。

 受賞等;平成7年アカデミア・キジアーナ賞ディプロマ・メリタ賞。ディプロマ名誉賞/ キジアーナ音楽院ディプロマ・メリト賞/平成11年都民文化栄誉賞/平成12年出光音楽賞/等々を 受賞。
今までに原田幸一郎/海野義雄に師事。平成7年以降はキジアーナ音楽院においてウート・ウーギに Vnを室内楽をリッカルド・ブレンゴラに師事すると共に平成9年にはイスラエルより奨学金を得て、 シュロモ・ミンツに師事。現在ケルン国立音楽大学において、ザハール・ブロンに師事。

 楽器:インターネットサイトではヨーゼフ・ガルネリとあるが、現時点では日本音楽財団から 貸与されたストラディヴァリウス「ヨアヒム」1715年製。


130:木嶋真優

 (1986(昭和61年)〜)宝塚生まれ。
 3才半でVnを始める。早くから才能を現し、平成3年、4,5年と続けて京都の「子供の為の Vnコンクール」で金賞を受賞する。平成6年「五嶋みどりのレクチャーコンサート」に出演。 平成8、9年宮崎国際室内音楽祭で「アイザックスターン」によるレクチャーコンサートに出演。 平成8年にはコジマ・ムジカ・コレギアの第4回定期演奏会に出演。平成9年10年神戸市長賞を受賞。 平成10年には第52回全日本学生音楽コンクール大阪大会小学生の部で第1位。
平成11年京都市長賞を受賞。同年いしかわミュージック・アカデミーI,M,A,音楽賞受賞。日本 クラシック音楽コンクール全国大会最高位(1位なしの2位)入賞。トルコ・イズミール市にて イズミール交響楽団第25回定期演奏会に出演。

平成11年12年13年と横浜みなとみらいホールにて「ザハール・ブロンのセミナー」を受講。 平成2年にはザハール・ブロンと愛弟子達によるコンサートに出演。 同年群馬ジュニアオーケ ストラのソリストとして、フリント州やニューヨーク州のHigh Schoolで、あるいはカーネギー ホールでの演奏会に出演。
 更に同年ヴィエニアウスキー国際Vnコンクール・ジュニア部門で最高位(1位なしの2位)に入賞。 当時彼女は13才。13才で最高位を受賞したのは日本人で初めてである。

 平成13年に神戸松方ホール音楽賞受賞。4月には大阪ザ・フェニックスホールエヴォリューション シリーズ19として初のリサイタルを開催している。第11回ABC新人コンサート新人賞受賞。現在までに 工藤千博/小栗まち絵/ザハール・ブロンに師事。これからの飛躍が望まれる金の卵である。


131:山田晃子

 (1986(昭和61年)〜)東京都生まれ。
 3才の時から母親(玲子)にVnの手ほどきを受けたが、平成6年父親の転勤でフランスに渡った。 同年パリ市芸術学校に入学、平成11年に同校Vn部門を首席で卒業した。そして平成12年に最年少の 13才でパリ国立高等音楽院に入学した。同年第1回アヴィニヨン国際Vnコンクールで優勝。
 またルーブル美術館大ホールでリサイタルを行う。平成13年には第14回ドゥエ国際Vnコンクールで 優勝する。また平成14年1月にはザルツブルグで開かれた、モーツァルト・コンクールのVn部門で 2位に入賞。そして、11月に開かれたロン・ティボー国際音楽コンクールVn部門を、史上最年少で 優勝(16才)。
 このコンクールには日本人は小林美恵(平成2年)、樫本大進(平成8年)が優勝しており、 彼女は日本人第3番目の優勝である。この様に若くして(ティーン・エイジャー)既に国際舞台で 華々しい成果を上げている。平成15年にはドゥエ交響楽団とフランス国内ツァーに参加している。 まさに金の卵である。今までに海野義雄に師事している。


132:神尾真由子

 (1986(昭和61年)〜) 大阪生まれ。
 平成8年第50回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部で第1位を受賞、併せて兎束賞、 東儀賞、都築奨励賞、毎日小学生新聞賞を受賞。第4回五嶋みどり「レクチャーコンサート」にて 奨励賞を受賞し、ニューヨークにて五嶋みどり特別レッスンを受講。平成9年3月シャルル・デュトワ 指揮、オーチャードホールでラロのスペイン交響曲を協演してデビューを果たし絶賛を博した。

平成10年メニューイン国際Vnコンクール・ジュニア部門にて、11才で最年少入賞を果たす。中学生 にして既に国内外のオーケストラと数多くの協演を重ねていたが、平成12年には米国ヤング・コン サート・アーティスツの国際オーディションで第1位を獲得。その限りない歌心と、それを支える 正確なテクニックは一躍世界中の聴衆が注目する事となった。併せてウズドム音楽祭賞、 アロ賞、パサディナ交響楽団ソリスト賞、バッファロー室内楽協会賞を受賞。(因みに54カ国から 422人が参加:その頂点に立つ)。

 平成12年からニューヨークに住み、ジュリアード音楽院・プレカレッジでドロシー・ディレイ/ 川崎雅夫に師事して研鑽を積む。平成13年、ボストン/ワシントンでリサイタルデビューし、 ワシントンポスト紙にて絶賛された。またキース・ロックハート指揮ボストン・ポップス/ ウラディミール・スピヴァコフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団の日本ツァーにソリストとして 参加/国際ヤング・プラハに招待されプラハ・フィルハーモニー管弦楽団等々との協演もしている。

平成14年4月には本拠地を日本に移し、桐朋学園女子高等学校の歴史上初の特待生に選ばれて 研鑽を積む事となった。そして日本での活動を始め、原田幸一郎指揮、東京フィルハーモニック 管弦楽団との定期演奏会。井上道義指揮、札幌交響楽団定期演奏会/紀尾井シンフォニエッタ定期 演奏会/ネーメ・ヤルヴィ指揮日本フィルハーモニー交響楽団/大阪フィルハーモニー交響楽団等々 との協演をしている。
 平成5年1月にはルーブル美術館でリサイタルを行い、絶賛を博した。5月にはニューヨークで セント・ルークス室内管弦楽団とも協演している。この様にまだ17才の女性が着実に国際的キャリアを 積んでいるのは実に頼もしい限りである。
 これまでに里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博、原田幸一郎に師事。

 受賞等;京都府より、京都譜知事賞/大阪市より「平成10年咲くやこの花賞」/
     アリオン賞「Vn部門/平成15年度の出光音楽賞」等々を受賞している。 
  楽器;サントリー株式会社より貸与された1727年製ストラディヴァリウス。

133:梁 美沙

 (1987/3/16(昭和62年)〜)大阪生まれ。
 3才よりVnを始める。6才の時、相愛音楽教室に入室。8才の時「第3回五嶋みどりレクチャー コンサート」 に出演 。平成11年、12才の時、京都アルティホールで初めてのリサイタルを開く。 同年「いしかわミュージックアカデミー」に参加しIMA音楽賞を受賞。また摂津音楽祭リトル カメリア・コンクールで第1位金賞を受賞する。併せて大阪府知事賞を受賞。
 同年仙台市主催の「若い音楽家いよるコンサート・若草物語U」にてオーケストラデビュー 、 外山雄三指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団とパガニーニのVn協奏曲1番を協演。

平成12年イギリス・フォークストーンで開催された、ユーディー・メニューイン国際Vnコンクール ジュニア部門で優勝。同年東京紀尾井ホールで開かれた「アジアドリーム2000ジョイントリサイタル」 やNHK-FM「名曲リサイタル」等に出演。
 平成13年にはイシハラホールでリサイタルを開く。 同平成13年5月第1回仙台国際コンクールに参加し、第3位入賞(最年少入賞)に併せて、 審査委員特別賞、アリアンス・フランセーズ仙台、コジェマ・ジャパン賞 (フランス作品の 最優秀演奏者賞)を受賞、等々。

 12才より現在までに次のオーケストラと協演している。
 仙台フィルハーモニー管弦楽団「外山雄三/梅田利明指揮」
  大阪センチュリー交響楽団「岡田司/外山雄三指揮」
  大阪フィルハーモニー交響楽団「井上道義/小泉和裕/飯盛範親指揮
  ロンドンモーツァルトプレイヤーズ「服部穣二指揮」
  日本フィルハーモニー交響楽団「梅田俊明指揮」
  京都市交響楽団「大友直人/阪哲朗指揮」
  アンサンブル神戸「阪哲朗指揮」
  関西フィルハーモニー管弦楽団「飯守泰次郎指揮」
  新日本フィルハーモニー交響楽団「井上道義指揮」
等々と素晴らしい活躍をしている。

これまでに高瀬真理/青砥華/に師事。またクシュトフ・ヤコーヴィッチ/ジョルジュ・パーク/ ザハール・ブロン/ジャン・ジャック・カントロフ/の公開レッスンを受講する。
 現在、小栗まち絵/工藤千博に師事。相愛高校2年に在学中の16才。この若きVn奏者も金の卵で ある。


134:栗原幸信


 (1991/7/5(平成3年)〜) 東京生まれ。
 平成7年:斎藤温子に師事。平成9年:梅原真希子/渡辺俊彦に師事。
 平成10年:TV朝日の「驚き桃ノ木20世紀」に神童渡辺茂夫の幼児役で出演する。
      同年陳秋盛に師事。
  平成11年:3月、紀尾井ホールにおいて7才でデビューコンサートを開く。
        演奏曲目;ヘンデル :Vnソナタ第4番、メンデルスゾーン:Vn協奏曲
           ホ短調、バッハ:プレリュード、ガボットとロンド、
           サラサーテ:序奏とタランテラ、 ピアノ伴奏;田中園子
 このコンサートではチケット収益は販売手数料を除き全額を栗原幸信国際児童福祉
基金に繰り入れて、UNICEF(恵まれない子供達の為に)に寄付。

 平成11年10月、チェコ大使館におけるサロンコンサート
        演奏曲目:ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調作品100、
        パガニーニ:Vn協奏曲 第1番    ピアノ伴奏;斎藤雅広
 その他にも
  平成11年11月20日浜離宮朝日ホールにて8歳!で2ndコンサートを開催。
  平成12年1月7日 サントリーホールにて、スタニスラフ・ブーニン・ガラ・
                    コンサートに
          出演。
 平成12年4月9日 北京市北京音楽庁にて栗原幸信独奏演奏会を開催。
 彼は現在(平成15年)12才の児童であるが、将来が楽しみな、金の卵であろう。


  注1;これまでに134名の日本人Vn奏者を紹介してきたが、これらは幸田延を日本の
        Vn演奏の嚆矢としてみた場合、約120年の歴史の中での一握りの人達である。
     筆者は、この人選に当たって、筆者の独断で選定した。従って、この人を
     入れるならばこの人もとか、或いはこの人より、こちらの人を入れるべきだと
     言うそしりは免れ得ないが、それは筆者の不勉強のなせる業であり、
        ご容赦賜りたい。

  注2;これらのバイオグラフィーは末尾に示した各種の書物/演奏会のチラシ/
        CDまたはレコードのライナーノート或いはインターネットの各種サイト
        検索したものを参考にして取り纏めたものである。また一部を除いて、
        私見はなるべく挟まずに、Vn奏者の紹介を主体に編纂した。

平成15年6月6日  ***編集責任・錦生如雪***


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